金魚ちょうちん

江戸時代から伝わる柳井の郷土民芸品です。
全国に手広く商いをしていた柳井の商人熊谷林三郎が、青森のねぶたをヒントに考案したと言われています。
昔はお迎えちょうちんとして使われ、和紙と竹ひごで作られたちょうちんに、「柳井縞」の染料を用いていました。
毎年8月13日に金魚ちょうちん祭りが開催されます。
8月上旬には、白壁通り一帯に飾られた金魚ちょうちんに灯りが入り、夜の町並みをゆらゆらと泳ぐ幻想的な姿は、柳井の夏の風物詩となっています。

白壁の町並みには、季節ごとのオリジナル金魚ちょうちんも登場しますので、そちらもお楽しみください。季節の金魚ちょうちん紹介はこちら

また、現在も青森県弘前市とは「金魚ちょうちん」「金魚ねぷた」を通じた交流が行われています。

  • ■青森県弘前市の金魚ねぷた
    金魚ねぷたは江戸時代津軽藩にて養殖されていた『津軽錦』という金魚を
    モチーフに作られたといわれており、ねぷた祭りには欠かせない金魚の灯りです。
  • ■柳井市と弘前市の交流事業で作成された弘前ねぷた
    鏡絵のモチーフは「金魚ちょうちんを作る熊谷林三郎」

汐まち鍋

汐まち鍋は、自慢の鯛と地元の名産品や新鮮な食材と共に贅沢にいただく海鮮鍋です。
日本三大潮流のひとつ、大畠瀬戸の近海で育った鯛は、身が引き締まり、甘く濃い味が特徴です。
市内各店舗でそれぞれ違ったアレンジの味が楽しめます。

柳井縞

素朴な木綿織物として、古くから親しまれてきた伝統織物です。
柳井が商都として栄えていた江戸時代、柳井木綿として全国に名を馳せました。明治の後半から工業化の波にのまれて衰退し、大正初期以降は幻の織物となってしまいました。
近年、伝統の芸を復活させようという声を受けて再現した「新生柳井縞」は手織りの風合いを大切にしながら新しさを加えて創作した木綿織物で、素朴な手織りの感触が人気の商品です。

甘露醤油

独特の二度仕込みでつくられる伝統の味。江戸時代、時の藩主 吉川公に献上したところ、「甘露、甘露」と絶賛され、この名前がつけられたといわれています。
200年もの伝統を今も受け継いでいるこの醤油は、2年以上の歳月をかけてじっくりと熟成され、他の醤油にはない独特の深みのある味わいに仕上がっています。

自然薯

自然薯は山でしか採れず、畑で栽培することは不可能だと言われていた為、幻の山菜でした。
そこで、柳井市の政田自然農園が研究を重ねた結果、栽培器「クレバーパイプ」が発明され、世界で初めて自然薯栽培に成功。全国に自然薯栽培が普及しました。
その為、柳井市は「自然薯栽培発祥の地」となったのです。
自然薯に含まれる物質には、滋養強壮、若さの維持やホルモンバランスを担うDHEAを増やす役割があるとして、近年注目を集めています。